頭頚部腫瘍について
頭頚部腫瘍には、良性と悪性があります。このうち良性のものとしては、口腔腫瘍、鼻・副鼻腔腫瘍、咽頭腫瘍、喉頭腫瘍、唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍、頚部脂肪腫などがあります。一方、悪性のものとしては、口腔がん、咽頭がん、喉頭がんなどがあります。早期発見・早期治療が重要な病気も多いので、下表のような症状がみられたときは、お早めに当院をご受診ください。
こんな症状の方は
耳鼻咽喉科医にご相談を
- 鼻詰まりがなかなか治らない
- 鼻血が何度も繰り返される
- 耳が良く聞こえなくなってきた
- 口内炎がなかなか治らない
- 水や食物を飲み込みにくい
- 舌がしびれてきた
- 首の辺りが腫れてきた
- のどの辺りがイガイガする
- 声がかすれてきた
- 唾を飲み込むと痛みがある
- 顔の表情がこわばってきた
など
頭頚部腫瘍の治療
悪性腫瘍の場合は、腫瘍の発生部位に応じて手術療法や化学療法、放射線治療を総合的に組み合わせる集学的治療を行います。早期がんの場合は、手術と放射線治療で対応することが多いのですが、進行がんの場合は、薬物療法も併用します。なお、上咽頭がんの場合は、放射線治療と抗がん剤治療が中心となります。こうした治療が必要になったときは、当院と提携している専門病院をご紹介します。