副鼻腔炎とは
鼻の副鼻腔という部位に炎症が起こり、様々な症状が現れる疾患です。多くはかぜの症状が現れて1週間ほどしてから、かぜに続いて細菌感染が副鼻腔に起こり、急性副鼻腔炎を発症します。
こんな症状の方は
耳鼻咽喉科医にご相談を
- 鼻水が常に流れ出てくる
- 鼻をかみ過ぎて鼻孔などが痛い
- 鼻がつまり、鼻呼吸できない
- 鼻づまりで眠るのが辛い
- 粘度のある黄色っぽい鼻水が漏れてくる
- 鼻水がのどの方に流れ、気分が悪い
- 鼻の中から変なにおいがする
- 鼻声でうまく声が出せない
- 頭痛がする
- 頭がモヤモヤする
- 食べ物のにおいが分からない
など
副鼻腔炎の治療
副鼻腔炎の治療は、主に薬物療法を行います。さらに、鼻洗浄、抗生剤の入ったネブライザーなどを使った処置も効果的です。こうした治療をしても治り切らずに慢性化した場合は、内視鏡で鼻の内側から副鼻腔の内容物を排出する手術を行うこともあります。
コラム「副鼻腔炎の予防について」
副鼻腔炎は、かぜが長引いたときによく起こります。ウイルス性などのかぜで体力が低下すると、細菌による二次感染によって副鼻腔炎になることがあるのです。従いまして、まずはかぜをひかないよう健康的に生活することが大切です。そして、かぜをひいてしまったときは、無理をせず、仕事や家事を休み、消化の良い食事をとって安静にしてください。お酒に関しても、体調が回復するまでは控えたほうが良いでしょう。また、喫煙は症状を悪化させますので、タバコを吸われる方は禁煙しましょう。